絶対安全剃刀乙女

思ったことを書き連ねるブログです

拾った言葉吐き出して愛されたいの

こんばんは
三日坊主はまぬがれましたね。やったー。
偉い。小さなことでも自分を褒めていきます。この誹謗中傷が飛び交い余裕のない人たちが目をサンカクにして人の駄目なところを笑いたがるネット社会では重要なことですね。

それはさておき、タイトルまたsyrup16gです。ニセモノという曲の歌詞です。

syrup16gはメンヘラ御用達バンドみたいなことを言われがちなのは重々承知ですけど、それだけで終わらせてしまう感性しか持ち合わせていない人はちょっと待ってよと思います。

昨日も書きましたが、偏見は誰にでもあるものだし、持ってしまうのは仕方ないと思いますが、それを自覚して、こんな偏見を持ってるけど、実際はどうなんだろう?という目で何でも接していくようにしないとすぐにバイキングとかスカッとジャパンを見るような人間になってしまいますよね(偏見)


とりあえず今回はsyrup16gについて今回は書こうと思います。
syrup16gは日本のバンドなのですが、そこらへんは各自、目の前の機械で調べてください。
調べましたか?なんか暗いな〜とか思ったあなた!どうして暗いと思ったのか書いてみてください。そもそも暗いとは?あなたがどうしてそう思うのか、借り物でない(メンヘラとか病んでいるとかじゃない)言葉で表現してみてください。
とか書いてますが、まぁシロップは世間一般的な価値観で語ろうが、個人的な価値観で語ろうが暗い部分を主に出しているアーティストだとは思います。でも、それだけでなく他の部分にも、もっと魅力があるよ〜って思ってほしいということです。
私がもし最初にオススメするとしたら曲単体なら「明日を落としても」で、アルバムならCOPYかなぁと思っているのですが、理由としては、シロップらしさがあるから…という。
シロップらしさってなんだろうと考えたら、たぶんそれぞれ感じるところは違っていて、その「らしさ」に惹かれているのだろうなぁと思ってしまい、自分の浅さを知られるのだろうなぁと思い書くのが恥ずかしくなってしまいました。
でも勇気を出して書くとしたら(他人からしたら見当違いかもしれませんが)バンド名の通り、甘ったれたい(甘ったれてはいない)自分とそれを許さない世間や世間に飲み込まれて生きている自分との葛藤みたいなものを主に歌っているところが、私は好きです。
いや、葛藤を歌っているアーティストなんてたくさん居るよなぁ…とさっそく思ったので、それだけではないと思うのですが、表現力の無さ…!悔しくなりますね。また後で良い表し方を思いついたら書きます。あとは生活感を感じる歌詞とふざけたダジャレのような歌詞のハイブリッド感も好きですね。

曲としては、音楽のことを語れるほど知らないのですが、ネオアコ系(スミスとか日本なら最近再結成したナンバガ)のコード感と、AメロBメロサビと定番の曲構成にならない曲が結構あるのが特徴なんですかね〜わかりません。
とりあえず開放弦(ギターで抑えていない弦を弾くことです)の響きが好きと作詞作曲をしている五十嵐さんがインタビューで言っていたのですが、透明感のある、スピッツとかも近いのですが(というかナンバガスピッツもシロップもリアルタイムで影響を受けた海外のバンドの音作りが近いのだとは思います)サウンド的にはそういうところが好きです。

魅力を語ろうとしているのですが、なかなか難しいですね。

音楽スタイルとしては、ロキノン系というか、音楽で自分のことを発信していきますよ〜という自己表現型のありがちな感じではあると思うのですが、そうだとしてもものすごく正直だな…と思う部分が多いです。タイトルのニセモノも「拾った思い吐き出して愛されたいのまだ」なんて堂々と歌い上げる内容ではないですよね。しかもそれで開き直るわけでもなく、ただニセモノだと言って解散してしまうという正直さ。
どうせみんなズルしてんだから開き直っちゃいなよ〜など思えない(思いきれなかった)のかなぁと勝手に邪推していますが、まぁ本当のことなんてわかるはずもないですが。

再結成した後にも「本当のことばかり言う人を信じない 偉い人の言うことは一つ 使われるな馬鹿を騙せ」と歌っています。正直としか言いようがない…。それも人を素朴なことを言って笑わせようとか裸の王様だと気づかせようとかそういうてらいもなく、ただ自分自身納得できず釈然としないから歌っているだけです。という印象を受けます。と勝手に思っているだけですが。

自分に嘘をついてないと生きていけないものですが、その嘘をつくことに対しての欺瞞や相手から騙していることへの罪悪感やらを許せないんだなぁというところにも魅力を感じるのかもしれません。

「白黒つけるのは恐ろしい切実に生きればこそ」と椎名林檎も(英語で)歌っていましたが、まさにそれを地でいってると言えばいいのでしょうか。簡単に言えば人間くさいという言葉になりますが。便利な言葉ってあまりつかいたくないですよね。何かを言い切ってしまうことで、そこからこぼれ落ちるものを無視しようとすると相手にも上手く伝わらず、かといって短くしないとそもそも読んでもくれず、まさにシロップはそういうモヤモヤの部分を上手く掴んで歌にしている気がすします。特に再結成後のものは。前より言葉遊び多めに見えて割と真面目というか。

だんだんファンじゃないとわからない感じになってきてしまいました。ファンでも、いや違うだろ。と思うことばかり書いてしまったかもしれません。
そもそもの話ですが、何らかのものに魅力を感じるときに、自分にあるものや似たものを好きになる人と、自分に無いもの新しく感じるものを好きになる人という傾向があると思うのですが、私は断然、前者なので、何かの魅力を語るとなると、結果的に自分に寄せて話してしまう、隙あらば〜な人になってしまいます。
なので、とりあえずまだまだ書きたい部分はあるのですが、シロップはこういう音楽のバンドだよ〜というのと、ここが好きなんですよ〜ということを書き連ねてみました。

結構長くなりましたかね?
では、また明日ブログで会いましょう